byobuのCPU温度が違うとき
CUIのウィンドウマネージャ・コンソールマルチプレクサであるbyobuのステータスバーには様々な情報を表示できますが、まれにその情報の取得元が間違っていることがあるようです。その修正方法をメモしておきます。
要はこれです。
bugs.launchpad.net
byobuステータスバーのCPU温度は
$MONITORED_TEMP, /sys/class/hwmon/hwmon*/temp*_input, /sys/class/hwmon/hwmon*/device/temp*_input, /proc/acpi/ibm/thermal /proc/acpi/thermal_zone/*/temperature
の順に探してはじめに見つけた値を表示しているので、/sys/class/hwmon 以下の最初にCPU温度が来ていないと間違ったものを表示することになります。
対処法は、正しいパスを $MONITORED_TEMP に入れてあげることです。これは ~/.byobu/statusrc にコメントアウトされています。sensorsコマンドと上のいくつかのファイルを見たところ、手元の環境では /sys/class/hwmon/hwmon0/temp2_input が正しいパスのようでした。よって
~/.byobu/statusrc
MONITORED_TEMP=/sys/class/hwmon/hwmon0/temp2_input
として保存し、F5でリロードしたところ正しい温度が表示されました。FANスピードも同様に
~/.byobu/statusrc
FAN=/sys/devices/platform/nct6775.656/hwmon/hwmon0/fan1_input
と書き換えました。